留学において大切なことは、勉強だけではない

大学でドイツ語を専攻していたため、大学三年時に一年間ドイツへ留学しました。というのも、英語圏と異なり、ドイツは当時授業料が無料だったため、留学費用が大幅に抑えられるというのが、留学を決断するきっかけになりました。

テキスト代や試験料はかかりますが、他にかかる費用としては、主に生活費でした。私が住んでいたアパートは、ルームシェアタイプで、キッチンお風呂お手洗い洗濯機が共有でした。賃料が安く、他の人が住んでいる安心感もありました。ドイツ人はもちろん様々な国の人が住んでおり、ドイツ語のコミュニケーション力を上げることにもつながりました。疲れている時等にドイツ語を話さないといけない、共有部分を誰かが使っていると自分が使用できずに待たないといけない等のデメリットももちろんありました。

そして、学校では様々な国の生徒と一緒に学ぶドイツ語学コースに入りました。私自身日本の大学で勉強してきたとはいえ、生のドイツ語は全く聞き取れず、最初の頃は毎日授業が苦痛でした。それでも、同じレベルの生徒同士、コミュニケーションをとるにも、共通言語はドイツ語(もちろん英語が話せる人もいました)のため、仲良くなるうちにドイツ語も少しずつ聞き取れるようになりました。

また、語学コースが開催されていた大学には日本語学もあったため、日本語を勉強しているドイツ人学生と友達になり、週一程度授業後に「言語交換」というものをしていました。私が彼に日本語を教え、彼が私にドイツ語を教えるというのが基本で、会話の練習をしたり、宿題のわからないところを教えあったりしていました。楽しく学べるので、私は一番好きな時間でした。

さらに、月に一度日本語を勉強しているドイツ人学生とドイツ語を勉強している日本人留学生の交流会という名の飲み会もありました。そこでは、少し緊張しましたが、お酒を飲むと話しやすくなるので、私は毎回参加するようにしていました。

外国語留学の場合は特に、学校の授業だけではなく、様々な人と話したり、様々な経験をするということが留学において大事なことだと私は思います。

同じ経験は日本にいては絶対にできませんでした。

つらいこともたくさんありましたが、この経験が自分を成長させてくれたと今では思っています。